高齢者になっても働くのって。。。
高速バス横転事故にて14人が犠牲になった。この事故について、日が経つにつれ様々なことがわかってきた。
内容は各種報道のとおりであるが、乗っていた乗客全員が、これからの夢を抱いた若者たちであったことに、いたたまれない気持ちとなった。
この事故について言及する立場ではないが、ただ、この事故を起こしたバス会社の運転手。けっこう高齢なんだよね。。
今、65歳まで働くことが当たり前となる社会へと進みつつあり、さらに老齢者、女性も含めて国民総動員で働くことが奨励されつつある方向に向かいつつある。
たしかに、少子高齢化が相当進んでおり、超高齢社会で働く人口がどんどん減っていることから、社会を維持していくためには必要なことなのだろう。
だけど今の社会って、果たして働くのに適した社会構造となっているのだろうか。
極端な過当競争や利益至上主義が行きわたり、働く人がどんどん疲弊している。技術や情報が高度になりすぎて、それをうまく使いこなせる人とそうでない人との格差がどんどん大きくなっている。個性や得意分野などで様々な働き方があってよいはずなのに、多様性が認められていない、もしくは認められていても極端な待遇の差。
一言ではとても言い切れない。
ただ思うのは、日本型雇用はもう限界に近いのではないのだろうか、ということだ。
かくして、このバスの運転手も何故その年齢において、長距離運転といった体に負担の大きい仕事をしないといけなかったのだろうか。もっと年齢に応じた働き口というのはないのだろうか。。
働き方のあり方って、もっと適性や年齢等に応じていろいろな選択肢があってよいと思うし、それをサポートし生活を無理なく送れる制度があってよいように思う。
なんか、高齢者になっても働かないといけないという現実の一端を垣間見たようで、なんともいえない気持ちになった。
自分としては、できるなら高齢者となっても働くことはしたくない(誰でもそうか)。