上司の話を聞きながら、反面教師としている自分がいた
ここのところ、昼休みになると上司の愚痴を聞いている。
「辛い、つまらない、仕事辞めたい、、、、云々」
まあ、自分よりずっと年上で、定年まであと4年
いろいろプレッシャーも、その地位にいくと相当のものがあるのだろう。
やってられない思い、なぜ自分が他人の尻拭いをしなければいけないといけないのかという矛盾、想像するだけでも数え切れないほどのものを背負っているのかもしれない。
そういうなかで仕事をしている上司には、ただただ頭を下げるばかりである。
だが、しかし、、
では、辞めたいと思っているのになぜ辞めないのかという疑問がわいてくる。
聞いてみると
「辞めるに辞められない」、、という
なぜなのだろう。。自分よりずっと給料をもらっているというのに。。
そこで、この上司の今の状況を確認してみることにする。
1.上司は、現在実家暮らしでバツ1である。特に介護や子育てで苦しんでいる状況は ない。生活に困るような諸事情は特段ない。だからこそなのか、つねに消費に対してルーズであり、お金を使うことにまったくためらいがない。
2. 常に世の中の流行に敏感である。映画、コンサート、通信販売。。自分が欲しいと思ったものに対して、なんらためらいもなくお金を使う。
3.生活費の見直しに無頓着である。一度契約をしたものに対する見直しが基本ない。だから、固定費用として毎月請求がくるものに対して、ある程度の収入があるために見直そうとせず、結果としてどんどん毎月の請求が増えていく。
4.コスト意識が弱い、いわゆるいい人。理不尽なことがあっても、下手に争うより、自分が犠牲になればいいと思うタイプ。結果的に、それが逆に作用して、自分が背負い、事が丸くなればそれでいいとして、なにもかも背負う結果、相当のストレスをためこみやすい。だから、なにかのきっかけで、一気にストレスを爆発するために極端な行動に走る。。
5.いろんな不満をギャンブルで紛らす。いつも休日は、パチンコに行くたびに負けたといって散財している。
上記のことは、ほんの一場面をまとめたに過ぎず、このほかにももっともっとあるのだが、ただ、これだけでもお金に余裕がないだろうなぁと容易に想像がつく。
そんなストレスに見舞われて、お金を散財している上司に、自分もこうなりたいという思いは少なくともまったく起きなかった。
「ストレス発散としてお金を使う。」
これは時として必要なのはわかる。
だが、それが慢性的である必要はない。
常にプレッシャーの中に置かれ、その逃げ道として消費すること、散財することで、自分が平静でいられるような生き方を自分は望んでなど決してない。
上司の愚痴を聞くたびに
「違う!違う!」
そう頭を振りながら、ただその上司の話を聞いている。
いわゆる「反面教師」として。。。。。