ハローワークの求人票と実際の労働条件の違いについて厚生労働省が動き出したらしい
ハローワークにおける求人票の取り扱いについて問題となっているという話しを聞く。
平成25年度で、約9000件超寄せられた苦情のうち、実に41パーセントに当たる3815件が、求人票と実態とが異なるケースであったらしい。
内容はいろいろとありその一つ一つをここで取り上げることはしないが、求人票の提示条件で釣っておいて、いざ採用すると、わけのわからない屁理屈をいって違う内容に置き替わるということなのだろう。
さすがにこのような悪質なケースが急激に増えたことに伴って、厚生労働省が今回対策を打ち出すようである。
正直、「遅すぎた」という感じがする。
もっと早く対策に動くべきだったのではないか。
少なくとも、派遣切りや日雇労働者問題、非正規社員やパート等の劇的増加と待遇格差、利益至上主義のブラック企業問題、そういったニュースがはびこっている時点で相当世の中おかしくなっている。それに精神的不調や鬱の増加。。。
弱い立場の人間が、利益至上主義のもと、部品として酷使され、いざ使えなくなれば捨てればいいなどといった感じのなかに置かれ、あきらかに不利な条件の中で耐えて生きている。
いつから日本はこういう社会となったのか。
人を皆で育て上げ、皆で支えあう社会
強いものが弱いものを助け、共存繁栄する社会
なんかそういう当たり前と思っていたことが、周囲からどんどんなくなっている世の中に、将来という希望を見出しにくくなっている。
だから私みたいな「引きこもり大好き派」がどんどん増えてしまうのだ。。
ほんと、困ったものだ。
それにしてもハローワークは、企業の提出する求人票をそのまま鵜呑みにして求職者募集をかける従来のやり方は変えないといけないところにきているように思う。労働基準監督署も、労働基準法の徹底遵守を求めて厳しい対応をすべき時期にきているのではないか。
そもそも、労働基準法をそっちのけにして企業をたちあげ、それを支える社員やパートなどよりも、利益と節税ばかり求める企業の多いことこそが問題である。