診療報酬改定のニュースを見て思ったこと
保健医療の価格である診療報酬が4月から改定されるとのことだ。
大病院に紹介状なしで来る外来患者には「5000円以上」の追加負担を徴収するとのことで、これにより、初診や慢性疾患などの患者を診療所で診るようにするなど、大病院と診療所とで役割分担をさらに進めるとのことだ。
たしかに、以前自分もなぜか「診療所」より大きな「病院」のほうが設備が整っていて、安心できるような気がして、病院に足を向けていた時期があった。
だけど印象としては、診察を受けるのにすごい待ち人数が多くて、しかも一人一人がいざ診察の順番がまわってくると世間話みたいな話などして診察時間が長く、自分の順番までまわってくるのに、えらく待たされた記憶がある。それでも、最近は大夫改善されたのかもしれないが、今度は医師の対応がすごい簡素になってしまった気もして、先生とのコミュニケーションがとりづらくなったという気もする。結局どっちに転んでも不満は出てしまうわけで、まあ、我慢しないといけないと思いながら当時は通っていたような気がする。
大病院の医師の立場からすれば、こういった外来患者に対応しなければならないうえに、急患の対応や入院患者などの世話までしないといけないのだから相当な激務だと思われる。たしかに外来で行った時も、常に医師が不在でいない時間が多かった。その他に学会やら医学知識を常に新しくしていくための勉強もして、、ほんと大病院の医師って休みがほとんどないのだろうな。。
そう考えると、「やはり病院と診療所とで何が求められているのかを検証し、役割分担を進めていかないと、本来期待されている病院としての役割が十分発揮されなくなってしまうよな、、気軽に病院で診てもらえばいいなどと思ってはいけないよな、、」と次第に思うようになった。
今は、選定療養として大病院に「紹介状なし」で行くとお金が別途かかるのを知っていたから、自ら行く機会はなくなったものの、今回追加負担というかたちでさらに徴収するということは、未だに大病院を利用する外来患者が多いということなのだろうか。
そもそも患者側のモラルも低下しているし、くだらないことに救急車を呼ぶなど、おかしな行動をしている事案の報道も数多く聞く。
一人一人の善意に頼るのではなく、「負担」というかたちで示さないと、なかなか状況が改善されないということだろうか。
もう少し自己の健康管理もそうだが、一つ一つの行動に対する選択の適切性というのを意識しないといけないよな、とこのニュースを見て思った。
それによって、「時間」も「お金」も違ってくるというなら、なおさら、、、