「もうこれ以上手を広げなくていいんじゃないの?」
最近働き方に関していろいろと動きが出ていますよね。
改革の是非はともかくとして、そういう動きが出ていること自体は良いことだと思います。
先日のことですが、24時間営業のコンビニ経営が限界だという記事を読みました。
きついノルマ、人員確保の限界、サービス過剰。。
様々な問題が指摘されていましたが、コンビニで起きている状況は今の社会の縮図なのだと伝え、その記事は締めくくられていました。
たしかに私の職場でも似たようなものを感じていて「たしかにそうだ」と頷きながらその記事を読みました。
社会が発展しても、消費者・利用者の便利さばかりが求められ、なぜか一向に働き方は良くなった気がしません。
むしろどんどんやることが増え、かつ専門的となり、休むことすらままならない感じがしています。
私自身振り返ってみてもそうです。
自分がまだ慣れていない、もしくはようやくできるようになったころには、また新しいものが入ってきて新たに覚えないといけない
そんなことの繰り返し。
それでいて従来の制度は残ったままで廃止とならないから、それもいつでも対応できるよう覚えていないといけない。。
人間はロボットではありません。
それにもかかわらず、どんどん新しく更新される制度・情報、マニュアル、技術を常に完璧に覚え、様々なことに対応しないといけないことのなんと多いことか。。
なんか働いていてどんどん自分の首が絞めつけられるような感じがして、私はいつも息苦しさを感じています。
消費者・利用者とすれば、たしかに選択肢が増えて良いのでしょう。
ですが正直言ってここまで便利である必要ってあるのかいつも疑問でいます。
24時間365日稼働しているコンビニって本当必要でしょうか。
必要だとしても、全ての店舗で同じ条件で営業する必要があるでしょうか。
また,コンビニでなんでもできる必要って本当あるんでしょうか。
住民票の発行、銀行ATM、コーヒーやドーナツなどの販売。。。
なんかここまで私は必要ないと思うんですよね。
そりゃ、あれば便利ですよ。
でもなくてはならないものではないんですよね。
今まで困らなかったわけだし。
もちろんなかには過疎化が進み周囲に店舗があまりないところであれば、そういったサービスも必要というところもあるかもしれません。
そういった地域の核になりそうな店舗であれば、多少の利便性は求められるのかとも思っています。
しかしそういう店舗ばかりではないですよね。。。
このように「正直そこまでやらなくていいんじゃないの?}というものってコンビニに限らずどの分野でもそうですが、今の社会ってあまりに多いように思います。
だからそこで働いている人が大変なんだと思います.
そしてサービス過剰により人が取られてしまう結果、逆に必要なところに人が足りない状況がうまれるのだと思います。
そろそろ立ち止まって、広げすぎた仕事・サービスを縮小していくことが、これからはむしろ必要な時代のような気がします。
「もうこれ以上手を広げなくていいんじゃないの?」
人口減少かつ少子高齢社会のいま、必要なものとこれ以上いらないものを線引きして、よりコンパクトな適度に過ごしやすい社会に進んでいってほしいと思っています。