いつ何が起きるかわからないからこそ借金をせず貯金しておくように
ここのところニュースで、閣僚やら元知事やら企業のトップやら、私から見れば相当地位が高いと思う方々が国会等で追及を受けている場面をよく見かけます。
そのような事態に至ったのは、その前提として様々な問題があったからこそであり、それに対してきちんとした説明責任が求められることは言うまでもありません。
ただ、その答弁や態度を見ていて、果たして快く感じる人はどの程度いるのでしょうか。
言い訳・責任逃れ・責任転嫁・記憶がない、、などなど。。
このようなかたちで弁明し逃げられるのなら、何のためのトップなのでしょうね。
その下で働く人たちは、さぞかし必死になって決裁をとおすため夜中まで残業し、指示を受けてあくせく日々働いてきたのでしょう。。
そしてトップを守るために時には自分を犠牲にして擁護すらしてきたのでしょう。
そう思うとなんかやりきれないですね。。。
超一流であっても肩書ばかりが立派で、その立場に求められる役割・責任を十分果たしていないと感じるトップの人が世の中とても多い気がしています。
学歴社会、その後の就職・昇進・出世レース
そしてその競争に打ち勝って上に立ったものが会社を、行政を、世の中を牛耳っていく。
私は、そんなことで人の一生が決まってしまうという社会に強い違和感を感じています。
もうそういう時代ではないのではないのかという気持ちがいつも頭をよぎります 。
ただその社会のルールも、今やかなり様々な面で綻びが出てきているかもしれません
私はこれまで比較的恵まれた人生を歩んでこれたと自分で思っています。
しかしその私ですら歩んでいる人生に多くの疑問を抱き、今の仕事を離れることを決断するに至りました。
そこに至るまでには何度も何度も悩みました。
そして、悩んだ結果、自分のこれからの人生にとってこのまま進んでいくことが幸せに結びつかないと判断したのです。
自分の勤めている組織が本当に定年まで勤めあげるに値するものなのか
自分の人生にとって本当にこのままでいることが良いことなのか
この答えは、各人各様です。
ただもしその答えが「NO」と考えるようになったのであれば、いつでもそこから抜け出せる状態を常に確保しておきたいところです。
私は親からずっと次の言葉を言われ続けてきました。
「いつ何が起きるかわからないからこそ借金をせず貯金しておくように」
今更ながらそれを忠実に守ってきて本当に良かったと思っています。